27日深夜、TBSのスポーツ番組「S1」では、毎週恒例となった東北楽天ゴールデンイーグルス元監督・野村克也氏による「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーが放送された。

「野球は終わったというのに、ボヤく材料は次から次へと尽きないです」と切り出した野村氏は、さっそく「岩隈、何をいっとるか。皆、ポスティングでメジャー行きたがるじゃないですか。“何で行きたがるんだ?”っていうと、“僕の小さい時からの夢でした”って。夢っていうのは金で買うの?お金が安いから、合わないから行かないっていう。年俸100万でも行けばいいんだよ。夢を叶えるためには、お金は関係ない」と一刀両断した。

さらに、「岩隈の決断っていうのは寂しいね。お金、お金って、金は向こう行って稼げばいいじゃん。せっかくのチャンスをね。というのが、私の見解です」と続けた野村氏だったが、西岡剛については「西岡は、本当に拍手やってもいいんじゃない。岩隈の3分の1。彼の言動みてると、お金は関係ない。とにかく俺はメジャーでやりたい。そういう姿勢は見えてきてますよね。これが本当に夢を叶えるってことじゃないですか?」と賛辞を送った。

しかし、楽天の大型補強には、「楽天に元メジャーリーガーが二人ほど入って、嫌味に思いませんか?私の時には一切金を使わずに、星野になった途端に金は幾らでも出す。オーナー自らそう言ってるんですから」とボヤきを通り越し、不満を爆発させる野村氏だった。