「無観客試合などで再びゲームをやり直すことは、セルビアサッカー連盟に対する最高のプレゼントだ。全世界のスポーツ的秩序において、監督責任という基準はある。だから、イタリアもその結果を受けることになるのは疑いない」

FIGC(イタリアサッカー連盟)のアントネッロ・ヴァレンティーニ事務総長は、イタリア『ラジオ・アンキーオ・スポルト』のインタビューで、12日のEURO12予選、イタリア対セルビア戦がウルトラスの暴動で中止になったことについて、このように話した。

「サッカー史上で最も悲しい経験の一つだった。試合中止という決断は審判がその権限において下したものだ。彼は安全が確保できないと考えたんだよ。私は、当局の振る舞いやバランス、忍耐力が、さらなる危険が爆発することを抑えたと思っている。多くのウルトトラスが酔っていて、彼らはすでに街で損害を与えていたんだ」

UEFAは今回の件について、28日に決定を下すことになっている。

「UEFAはセルビア連盟に報告書を求めた。我々には何も求めていない。映像は送ったがね。28日の規律委員会の最初の決定は、主審の報告書とUEFA派遣団の報告書に基づかれるだろう。それから2度目の審議があるかもしれない」

「UEFAが少し時間をかけたのは、緊急性がないからだ。無観客試合などで再びゲームをやり直すことは、セルビアサッカー連盟に対する最高のプレゼントだろう。彼らは事実ではない情報を流そうとしている」

「イタリア警察にセルビアサポーター全般をコントロールできる可能性はなかった。ベオグラードの警察がサポーターの危険性について、イタリア警察に警告しなければならなかったんだ」

なお、ヴァレンティーニ事務総長は17日のカリアリ対インテル戦で、インテルFWサミュエル・エトーに対する人種差別的チャントが起き、タリアヴェント主審が一時試合を中断したことについても言及。同主審の判断は正しかったと話している。

「彼は懸命に規則を適用したんだ。当局責任者との密な協力関係によって、チャントや侮蔑的な横断幕などを防ぐという規則をね」