日本の海保が急病の中国人を救助、中国人の多くが「救助は当然」
9月30日、パナマから上海に向かう中国籍の貨物船「天龍河」の中国人船員が急病になり、同船が日本の海上保安庁第二管区海上保安部に救助を要請、海上自衛隊が人道的救助を行った。
病人の容体は安定しており、生命の危険もなく、中国大使館は日本側の人道的救助に感謝の意を表明した。中国メディアは3日ごろから報じはじめ、中国のインターネットでは、同件について日本に感謝し、関係修復を願う声も見られるようになったが、一般の中国人は日本の人道的救助について、どのような感想を持っているのだろう。
サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が中国人に対して「日本の今回の人道救援に対して、どう思いますか?」との質問をしたところ、37.14%が「非常にすばらしいことだ」と回答したが、24.49%が「なんとも言えない」、そして38.37%が「当たり前のこと、特に意見はない」と回答した。
「本件を通じて、日本に対する見方は変わりましたか?」との質問に対し、「変わった、良くなった」と回答したのはわずか26.80%、「変わらない、以前から日本に好感を持っている」としたのは21.5%、そして51.7%が「変わらない、以前から日本は好きではない」と回答するなど、多くの中国人が「助けるのは当然であり、救助によって日本に対して好感を持つことはない」と考えていることが分かった。(編集担当:畠山栄)
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