ミランは15日のセリエA最終節でユヴェントスに3−0と勝利を収めた。前日に今季限りでの退任を発表したレオナルド監督にとって、これがミランでの最後の采配となる。同監督は試合後、ミランのベンチを離れることについて、次のように紳士的に語った。

「今年は特殊で素晴らしい1年だった。我々は何か違うことをしようと試みてきたよ。そしてこういう結果になった。変えることを選ばなければいけない時期を迎えたんだ」

「すべてはクラブと合意して決めたことだ。私にとってミランは13年間であり、1日だけのことじゃない。私は自分に対し、すべてのことを楽しんで過ごそうと約束したんだ。後ろを振り返ることはできない。ここで過ごしてきたことのすべてが素晴らしいことだったんだ」

「私が考えているのは、これまでのことではなく、自分の中にあることだ。私には私の考えがあった。ミランに近い者なら、どうやってスタートし、どうやって終わりを迎えているかが分かっているはずだよ。人生や仕事において同じように、状況に立ち向かい、それに対応して、戦っていくんだ。私にとっては仕事ではなかった。私はとても素晴らしく、長い関係を築いてきたんだ」

「起きたことは起きたこと。私が何かを言う必要はない。私が言いたいのはこの13年間のこと、自分の中にあることだ。私が考えていることについては、クラブに言うことができる」

ミランのサポーターはこの日、オーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏を批判した一方で、レオナルド監督にはエールを送っている。同監督はこのことについて、「彼らの考えを示そうとしてくれたんだろう。ただ、ミランは解決策を見つけるはずだよ。110年間の歴史があり、常に成功を収めてきた。過去10年でもチャンピオンズリーグに2度優勝し、さらにファイナル進出がもう一度あった。きっと解決策を見つけるはずさ」とつけ加えた。