「僕は自分が重要だと感じなければいけない。情熱に、意欲に生きているんだ。試合に出ないと気が狂うんだよ」

ミランFWフィリッポ・インザーギはシーズン終了後にクラブとの契約が満了となる。今季の彼はベンチで過ごすことが多かったが、彼は自分がミランのユニフォームを着続ける条件がそろっていると確信しているようだ。

自伝の出版発表会に出席したインザーギは、次のように話している。

「今年の僕は、このユニフォームのためにと、(試合に出なくても)クレイジーにならないようにした。今季の僕は9試合しかスタメンで出場していないけど、自分が重要だと感じることはできた。どんな決定でも受け入れてきたよ。ただ、自分がもっと重要だと感じたいんだ。僕はこのユニフォームで残ることを願っている」

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、ミランがチャンピオンズリーグ出場権を獲得したら、すぐにインザーギと契約を延長することで合意していると話している。

「僕はこのクラブと特別な関係にあるし、残りたい。35年間も続いた欧州カップ戦でのゴール記録を破るまであと1ゴールだからだ。それに、マルコ・ファン・バステンが持つミランでのゴール記録も更新したい。あと3ゴールだからね」

なお、ファン・バステン監督はレオナルド監督の後任になるとも言われているが、その件についてインザーギへ質問が及ぶと、ガッリアーニ代表取締役は「それについては止めさせてもらう」と返答することを認めなかった。