ライブドア・メディア事業部長が『アメブロ』流出事件に言及「空き巣の被害届けみたい」

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インターネットポータルサイト『livedoor』を運営しているライブドアのメディア事業部長・田端信太郎さんが、一連の『アメーバブログ』情報漏えい事件に対して言及していることがわかった。『アメーバブログ』は2010年1月1日の早朝、約450人分の芸能人ブログのIDとパスワードを流出させ、それらが記録されたエクセルデータをインターネット上に広めてしまった。

このことはニュースサイトのみならず、ブログやコミュニケーションサービス『Twitter』(ツイッター)でも広まっており、田端さんは事件に関して『Twitter』で「もちろん、一番悪いのは故意に流出させた奴なんだろうが、ネット企業が不正アクセスの「被害」ってのは、金庫破りにあった銀行が「空き巣」の被害届けみたいな…」と発言している。

『アメーバブログ』を運営するサイバーエージェントは「誰が流出させたのか」と「そのデータを悪用して不正アクセスをした人がいるのか?」の両方に関して、警察とともに捜査を進めているようだ(もしくは今後進めていくと思われる)。また、サイバーエージェントはプレスリリースで「不正アクセスを確認した」と明言していることから、悪意を持った何者かが『アメーバブログ』の芸能人ブログに不正アクセスし、誰でもダウンロードできるようにエクセルデータを仕込んだ可能性もあるようだ。

<現時点で3つの問題が発生している>
・何者かがエクセルデータをサイバーエージェントから盗みだした可能性がある
・何者かがエクセルデータを誰でもダウンロードできる状態にした可能性がある
・ダウンロードしたエクセルデータをもとに芸能人ブログにアクセスした人がいる可能性がある

『アメーバブログ』のウリは日本最大数の芸能人がブログを書いていることであり、その信用をなくすようなパスワード流出は、サイバーエージェントの株価を下げる大きな損失にも繋がる。もし人為的なミスでなかったとすれば、何者かが会社にダメージを与えるためにやった可能性も……。田端さんの「空き巣」という言葉を借りて言えば、「空き巣に入られるスキがサイバーエージェントにあった可能性」もあり、インターネット上ではサイバーエージェントの情報管理に関する部分に批難が寄せられている。今後のサイバーエージェンと警察の捜査に注目したい。

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