いきものがかり

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 昨年末に続き、2年連続でNHK紅白歌合戦出場が決定している、いきものがかり。12月23日に発売した4枚目のニューアルバム「ハジマリノウタ」が22日付オリコン・デイリーランキングで前作「My song Your song」に続く2作連続1位を記録する中、発売当日の23日にはラゾーナ川崎・ルーファ広場にて発売記念イベント“いきものがかりと一緒に「YELL」を歌おう”を開催した。

 「ハジマリノウタ」には、2009年に発売したヒットシングル曲「ふたり」「ホタルノヒカリ」「YELL」「じょいふる」「なくもんか」を全て収録。中でも「YELL」は、NHK全国学校音楽コンクール「中学校の部」課題曲、みんなのうた2009年8月〜9月のうたとして使用されている大ヒットソングで、今でもロングセールスを続けている。

 その「YELL」をいきものがかりと一緒に歌い、「YELL」が持つ歌の魅力と、多くの人で合唱することの楽しさを味わっていただこうと行われた“いきものがかりと一緒に「YELL」を歌おう”。クリスマスイブ前日の祭日ということもあり、買い物客で賑わう中、いきものがかりと少しでも近くで一緒に歌いたいというファンが朝から殺到。イベント時にはテラスにも人が溢れかえり、最終的には1万人が集まった。

 メンバー3人がステージに登場すると、観客から割れんばかりの大歓声が上がり、イベントがスタート。ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏の司会進行により、自己紹介を終えた後、まずは歌入りの音源を流しながら、歌うパートや歌詞などを1万人全員で確認していった。

 最初は恥ずかしそうにしていた人の姿もあったが、ボーカル・吉岡聖恵の「今日は日ごろの嫌なことも歌にぶつけて、いい年を迎えられるようにしよう!」との声に、次第に歌声は大きくなっていき、会場は温かいムードに。男性・女性で分かれて、掛け合いで歌うという難易度の高い大サビのパートを何度か確認し、最後に通して練習した後、いよいよ本番へ。

 いきものがかりにとっても、1万人と合唱をするのは初の試み。サビでは左右に大きく手を振りながら、メンバー3人と1万人との合唱は次第に熱を帯びながら一つになり、晴天の空へと響かせた。

 吉岡は「こんなに多くの人たちと一緒に歌ったのは初めて。みんなの歌声からたくさんパワーをもらいました。これでいい年が迎えられそうです!」と語り、「YELL」を作詞・作曲したリーダーの水野良樹は「僕たちは2009年で結成10周年。その節目の年に、自信作と言えるアルバムが出来ました。2010年はそのアルバムを引っさげて、日本全国の全47都道府県を回るツアーに出かけるので、是非遊びに来てください。また会いましょう。」と。さらに山下穂尊は「僕らは路上ライブ出身。路上には子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで男女問わず色々な世代の人がいる。今日も本当に幅広い世代の人たちが集まって一緒に歌ってくれて嬉しかった。」とそれぞれ語った。

 その後、アルバム「ハジマリノウタ」購入者を対象に「ハイタッチ会」を実施。中には憧れのメンバーを目の前にして泣き出すファンの姿も見え、全国から集まったファン一人一人と交流を深め、イベントは終了した。

 2010年3月25日からは、自己最大となる47都道府県全58公演に及ぶ全国ツアー「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 全国あんぎゃー!! 〜ハジマリノウタ〜」がスタートする。

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