フランス対アイルランドのW杯プレーオフで笛を吹き、ティエリ・アンリのハンドを見逃したスウェーデン人主審が、引退を考えたと話した。

マルティン・ハンソン主審は24日付のスウェーデンのシドストラン紙に、試合後に批判されたことから、この仕事をやっている価値があるのかと考え、「自分にはふさわしくないのかもしれない」と思ったという。

先週の試合で、アンリはハンドでギャラスのゴールをアシストし、フランスは1−1で引き分け、2試合合計2−1でW杯出場を決めた。ハンドなのは明らかだったが、主審も副審もこれに気づかず、ゴールは認められた。

試合後、ハンドがあったことを認めたアンリも、あまりの騒ぎに「一時は引退を考えた」と告白している。