フジテレビ女子アナウンサーによるバラエティ番組「アナバン!」(5日放送分)では、中野美奈子アナがフジテレビの2009年入社アナウンサーの新人研修を担当。同局アナウンサーの心得を説いた。

「お疲れちゃーん、お疲れちゃーん」とノリノリで研修部屋に入ってきた中野アナは、業界の先輩らしく、「みんな、シーメー行ってないの?ギロッポンとか」と無理やり業界用語を連発する。

この日、番組の企画で研修を受けることになったのは、今年入社の新人アナ=山中章子、松村未央、福井慶仁、立本信吾。フジテレビの未来を担う、4人のルーキーに授業を始めた中野アナは、のっけから「フジテレビのアナウンサーとして一番大切なもの」と訊いていった。

この問いに松村アナが「やる時はやるっていう心」と答えたが、「ちょっと違うかな」と首を捻った中野アナ。山中アナが「元気ですか」と答えても、「確かにね。でも、みんな元気だから」と一蹴し、最後は「全部大事なんだけど最も大事なのは、嘘偽りのない心から醸し出される笑顔」と、その答えを明かした。

「例えば、キャビアが出されました。でも、よく見たら蟻だった。そういう時も・・・。この例え、変だね」と、自ら例を挙げては引っ込めた中野アナは、それでも懲りずに、その笑顔の極意を伝えるため、自ら撮影して制作したアナバンカレンダーを取り出しては、「例えば、これです。高島先輩。これは本当に普段の笑顔です。めざましテレビで出しているアヤパンスマイル、あれは偽り。一生懸命かつちょっとした先輩面。これが高島先輩の真の姿なんです」と語り、先輩アナを褒めているのか、けなしているのか、結局最後まで分かり辛い例えを力説した。