リバプールのDFダニエル・アッゲルは、一部メディアで報じられたラファエル・ベニテス監督との確執について、「真っ赤なウソ」と否定。去就問題についても、リバプール残留の方向性を強調した。

 足の甲を骨折し、昨シーズンの大半を棒に振ったアッゲル。今シーズンはケガから復帰したが、センターバックのファーストチョイスにジェイミー・キャラガーとマルティン・シュクルテルを起用するベニテス監督の構想から外れ、ここまで出場はわずか2試合に留まっている。しかも、アッゲルが出場したチャンピオンズ・リーグ(CL)予備予選3回戦のスタンダール・リエージュ戦のパフォーマンスに、ベニテスが不満を露にしたことをキッカケに、両者が衝突したとも伝えられていた。

 しかし、アッゲルは母国デンマークのメディアに対し、この報道を否定。移籍のウワサについても一蹴し、スタメンの奪取を誓った。

「確かに、リエージュ戦については、監督も不満を抱いていたようだ。パフォーマンスはよくなかった。でも、僕が監督と口論したなんてのは、まったくの大嘘さ。どちらにしても、僕がプレーできていない原因が、純粋にフットボール上の理由であることを願ってるよ。僕はこのチームを離れるつもりはないし、スタメンの座を奪うつもりでいる。試合に出れないのは我慢できないけど、今は受け入れるしかない。とにかくリバプールでの生活には満足しているよ」

 昨シーズン、ケガで離脱するまでは、センターバックのポジションを手中にしていたアッゲルにとって、CL予備予選とリーグカップのみの出場は決して満足できるものではないはず。強力なシュート力で得点力も兼ね備えるデンマーク代表は、監督の評価を覆すことが出来るだろうか。