藤田志穂
 昨年7月から8月に掛けて全米スパイクTVで放送され、大都市ピッツバーグの銀行を舞台に、人質を盾に籠城する強盗団と、銀行を包囲する地元警察との“交渉”を描いたドラマ「キル・ポイント」。大ヒットドラマ「24-TWENTYFOUR-」ばりにノンストップで進行する、迫真のサスペンス・アクションが先月22日、DVD化されて遂に発売となった。

 「キル・ポイント」では、アメリカの元海兵隊員で強盗グループのリーダー、ウルフは従軍したイラク戦争時に国家から受けた不当な扱いに憤りを感じ、同じ部隊で戦った仲間と流血の無い銀行強盗を計画。大金強奪は成功するかに思えたが、偶然その場に居合わせたFBI職員が発砲したことから思わぬ銃撃戦となる。地元警察が銀行を包囲する中、警察のホルストは強盗団と交渉を開始する――。

 「大切なものを守るため、犯す罪は是か非か!?」をテーマにブロガー達の意見を募集した所、賛否両論のアツいコメントが殺到。2005年1月からブログを始め、10代の内に起業を果たした人気ブロガー“ギャル社長”こと藤田志穂さんにも同じテーマについて意見を求めるとともに、ドラマについて話を聞いた。彼女にとって“大切なもの”とは何なのか?シホ有限会社G-Revoの代表取締役社長として活躍する彼女ならではの“交渉術”を教えてもらった。

――数ある作品の中から、観たい映画やドラマを選ぶ際に、どんなポイントを基準に選びますか?

藤田志穂(以降、藤田):当然、どんなストーリーか、どんなジャンルの作品なのかが重要!自分の好きなジャンルの作品だったら、それだけで気になってしまうタイプです。そして、どれだけ話題になってるかも気になります。でも、最終的に映画やドラマを観る1番のポイントは、周りの人の口コミだと思います。特に友達からの感想はかなり気になるっ!!テレビなどの告知や感想も気になるけど、自分の周りの人の言葉の方が、より信頼度があって影響されちゃいます!友達の「面白かったよ!」の一言で、今まで気にもとめなかった映画を観に行ったりもしますからね。

――大切なものを守るため、犯す罪は是か非か?また、藤田さんにとって“大切なもの”とは何ですか?

藤田:あたしは“是”だと思います。もちろん、犯罪は絶対にダメなことだと思うし、実際にそんな場面になってみないとわからないけど、もしそんな場面になってしまった場合、何が何でも自分の大切なものを守りたいと思うかもしれません。あたしにとって今一番大切なモノは、今周りにいる人たちみんな。そして、自分の周りにある環境すべてです。そのどれか1つでも欠けてしまうのは絶対にいやです!

――仕事や恋愛の場面において役に立つ、藤田さんの“交渉術”を教えて下さい。

藤田:相手と素直に向き合う事。そして、諦めない事ですね。この2つは、男も女も関係なく言える事だと思います。ぶっちゃけ、あまり「交渉しよう!」と意気込んでの交渉はないけど、今までは“女の勘”で何とか乗り越えてますねっ!(笑)。仕事の時も使えるけど、恋愛になると女の勘は確立が上がります!自分でも怖いくらい!(笑)。これは、ただの勝手な根拠のない自信かもしれないけど、女の勘って本当によく当たるんです!こーゆー根拠のない自信ってゆーのも必要かもしれないですね。

――交渉が上手い等、性別問わずどんなタイプの人に惹かれますか?

藤田:男女関係なく、素直な人や裏表がない人、そして誠実な人に惹かれます。まだ、相手の事をよくわかっていなくても、直感的にそーゆー人だと思えたら、気付けば惹かれてますね。あたしの場合、男女問わず、言いたい事を言い合える仲っていうのが本当に居心地がいいんです。だから、素直にぶつかってきてくれる人や裏表がない人は、喧嘩することもあるけど、それすらも居心地がよくなって惹かれていきます。たまに素直にぶつかれない事もあるかもしれないけど、とにかく人間としてズルくなければOKです☆