■リバプール、マルセイユに逆転勝利

 16日にチャンピオンズリーグのグループステージが開幕。グループDでは、リバプールとアトレティコ・マドリーがいずれもアウェイで白星発進した。
 
 リヴァプールはマルセイユと対戦。昨季もグループステージで対戦し、アンフィールドでは0−1で敗れた相手だが、この試合でも23分にオフサイドトラップをくぐったカナがマルセイユに先制点をもたらした。しかし、リヴァプールはトーレスとカイトのパス交換からジェラードがゴール右隅に突き刺して追いつくと、32分にはバベルが倒されて得たPKをジェラードが決めて逆転に成功。

 後半はマルセイユがヴァルブエナ、ジアニを中心にリバプールのエリア内に攻め込むが、シュートに精度を欠き、追いつくことはできなかった。
 
 この日の2ゴールで通算得点を99に伸ばしたジェラードは、「前半はいいプレーができたが、後半は押し込まれたね。我々は後半はプレーをやめてしまったみたいだ。その理由を突き止めないとね」と話した。

 ベニテス監督も、「彼はいいプレーをした。だが、もっといいプレーもできたはず」と主将の言葉を裏付けたが、「初戦はとても重要だから、勝ち点3を取れたのは大きい。3点目を取って試合を決めたかったのだが、それができずに最後はプレッシャーにさらされた」と話した。

■アトレティコ、PSVに快勝

 また、11年ぶりのチャンピオンズリーグの舞台となるアトレティコ・マドリーはアウェイでPSVと対戦し、3−0と快勝した。前半にはアグエロが、元リバプールのルイス・ガルシア、シナマ・ポンゴルのアシストでゴールを決めると、後半にもルイス・ガルシアのアシストでマニシェがだめ押し点。PSVはホームにもかかわらず、アトレティコをわずらわせることはほとんどなかった。

 なお、アトレティコは前半途中に、FWフォルランがハムストリングを傷めて退場している。