大阪市では”居酒屋タクシー”を利用した職員が発覚し、橋下徹知事は早速大阪府でも調査を開始した。が、当の知事が公用車でフィットネスクラブへ行ったことがわかり批判も出ている。


橋下徹大阪府知事はよく頑張っていると思う。大阪府の負債をなくすために、民間企業に例えて、”赤字の企業を経営改善するために職員もそのつもりでやってもらう”と挨拶して話題にもなった。
その後の大阪維新と呼ばれる改革も経費削減を思い切って行い、批判も受けながら着実に進めている。
大阪府の改革が成功すれば、日本国がどう進むべきかのヒントにもなるのだ。是非成功させて欲しいと思う。
しかし、迂闊だったと思う、今のタイミングでは公用車の利用には細心の注意を払うべきだった。
2008/7/16asahi.comによると、
橋下徹知事は7月14日午後2時ごろ、府庁から公用車を使い、大阪市北区のフィットネスクラブに行った。その後再び午後5時ごろにはタクシーで府庁に戻った。
知事日程ではこの日は午後7時まで「庁内執務」とされており、フィットネスクラブに行った時間は知事日程とは矛盾した行動となる。

この日は、人件費や私学助成の削減を盛り込んだ2008年度予算案の審議が府議会委員会で始まったばかりで、大阪府幹部の1人は
「委員会での質疑内容によっては、知事の判断を仰ぐケースもある。緊張感が欠如している」
と指摘した。

橋下知事は朝日新聞の取材に対し
「空いている時間なので休みをとらせていただいた。公用車は自分の判断で使った。批判が出たら改めるし、あとは府民の判断に任せる」
と話した。

府民の判断に任せるといわれても、府民にもいろいろな声があるのだ、誰も判断しようが無いのではなかろうか。
民間企業に置き換えて考えるとはっきりする。
会社の車で、勤務中にフィットネスクラブへ行くと、怒られるし、人事評価が下がる。
厳しい会社ならば減俸などの処罰を受ける。
リストラをすすめている会社ならばリストラの対象になる。

大阪府を赤字企業と想定して改革を進めるならば、その辺も企業を想定するべきだった。

(編集部:TAKESHI)