球数が多い松坂のピッチングスタイルに、地元紙が皮肉。「2008年のシーズン序盤。目標は交換レートを良くすること。球数を少なく、アウトを多く」と、ボストンの地元紙「ボストン・ヘラルド」紙の電子版は、1日付で、2年目を迎えたレッドソックスの松坂大輔投手について、球数を減らすことが大きな課題である、と報じている。

 同記事は、「さて、きょう5回を投げるのに、何球かかるかな? 95球? それとも、100球?」の書き出しで、「結局、レッドソックスは、ずっと速いバスがあるのに、毎日、通勤に歩いていくような人に1億ドルを支払った訳ではない」と、松坂の球数が多い投球スタイルをチクリと皮肉っている。更に「昨年の松坂を観ることは、まるで、スプレー缶が使われることを待って、そこにあるというのに、3センチ幅のブラシで、家のペンキを塗っている人を見るような経験だった。その行程は不必要に長く、骨折りだった」とも。

 同記事によると、昨年の松坂は、ポストシーズンを含めた最後の13試合で、計71イニングを投げるのに、1331球を要し、平均5回を投げるのに、102球を要したという。