高価格ビールの「琥珀ヱビス」が復活、アンコール発売へ

　同商品は、既存のヱビスビールよりワンランク上に位置する限定販売のビール。麦芽の使用量を増量、また厳選したクリスタル麦芽（※1）を加えることによって、琥珀色で深みのある味わいを実現したアンバービール（※2）。昨年11月に発売をスタート、12月中旬頃には店頭で品切れをおこすなど人気ビールの一つとなった。同社の販売計画数値、35万函を超え43万函を記録。消費者からは「琥珀エビスが限定だと知らず、１本しか飲めず超ガッカリです。あの味が忘れません」などの声が同社のお客様相談センターに届くなど、再発売を求める声の最多数（限定商品の年間記録）を得ていた。

　同社マーケティング本部のヱビスブランド立山正之戦略部長は「再発売を求める声が過去最大だった。お客様のアンコールに応え、再度限定発売することを決定。今年は年末年始にかけてお楽しみいただけるように準備量を増やし、また販売期間も翌年１月末頃まで延長する」と話した。

　「琥珀ヱビス」は350mlと500mlの缶で発売。価格はオープンとなっている。同社の関係者は「コンビニエンスストア店頭価格は通常のヱビスビール（350mlで244円）より10円高い254円」と想定している。


※1＝ビールの液体に色をつけ、味覚に特徴をつける色麦芽の種類の名称。クリスタル麦芽は、製麦時にロースター（麦芽を煎る装置）で処理することで麦芽に色がつき、ビールの赤みの帯びた色と、深みのある味わいに寄与。
※2＝液色が琥珀（アンバー）色、もしくは赤（レッド）色のビール。


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