ついに代表引退を決断したトッティ<br>【photo by B.O.S】

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 昨夏のドイツワールドカップ以降、ドナドーニ代表監督の再三の要請にも、イタリア代表でのプレーを否定してきたトッティ。「新シーズンが始まるまでに代表を引退するか、または監督の希望に沿って復帰するかの決断をする」と以前からコメントしていたが、このほどトッティはドナドーニ監督、代表のリヴァ統括部長を交えて話し合い、その場でついに結論を下した。

 トッティは「気持ちは変わっていない」と、正式に代表から引退することになった。もちろん、その実力は代表チームにとっていまだ必要なものではあるが、引退か続行かを先延ばしした彼の姿勢に対しては、イタリア国内でも批判があったことから、ファンにとっては残念な結果とはいえ、問題は解決を見た。これでドナドーニ監督も未練を断ち切り、“正式に”トッティ抜きのチーム作りを推し進めていくことになる。アズーリのユニホームに身を包むトッティの勇姿をもっと見たいところだが、本人の決断は尊重するしかないだろう。