【ファンキー通信 昭和編】えっ!? あの人もCD出してたの?

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 先日、とある中古CDショップで見慣れた名前が目に入った。見慣れたといっても、ドラマやCMなどTVで見慣れているのであって、CDの棚でその人に出会うなんて思いも寄らなかった名前だ。

 その名前とは、柳葉敏郎氏である。そう“ぎばちゃん”だ。なんとCDを出していたのである。このように“実はCD出してる”芸能人はけっこう多いようだ。人によっては触れられたくない過去かもしれない。しかし、そんな過去こそ覗き見たいもの。ではここで“えっ!? あの人が?”なCDをご紹介しよう。

 まずはスポーツ界。ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄氏である。ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄の「果てしない夢を」は80年代生まれの世代にとっては懐かしいCDだろう。また、90年代前半に阪神タイガースで活躍したオマリー選手の「六甲颪」(ろっこうおろし)がファンの間で有名なんだとか。よくモノマネされている掛布氏も、はらたいらプロデュースで「掛布と31匹の虫」というCDを出している。ちなみにはらたいら氏は“クイズダービーの人”というイメージだったが、漫画家だということ、ご存知でしたか?

 俳優では、阿部寛氏が1988年に「ABE」というCDを出している。バラエティーの司会をはじめ、広く活躍している中山秀征氏は「星屑のエンジェル」「はじけて流れた星屑みたいに」の2枚を含む、3枚のシングルをリリース。なぜ2枚続けて星屑なのかは、知る由もない。また、余談であるが加勢大周事件で世を騒がせ、現在はホストとタレント業を両立させているという坂本一生氏は「人生DO真中」というタイトルでデビューしている。CDは出していないのだが、いまや日本を代表する俳優である中井貴一氏がNHKの「みんなのうた」で「ありがとうさようなら」を歌っていたというのも驚きだ。

 以上のようにいくつか例を挙げてきたが、きっとまだまだあるはず。中古CD屋に行った際には、お気に入りのCDを探すついでに、“えっ!? あの人が?”なCDを探してみてはいかがだろうか。(加藤克和/verb)