チームメイトからドラフト指名の祝福を受ける「背番号37」のカイル・ストワーズ外野手(画像はスクリーンショットです)

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オリオールズに全体71位で指名されたカイル・ストワーズ外野手

 アマチュア野球選手の夢であるドラフトでのプロ球団からの指名。それは、NPBであっても、MLBであっても変わりはない。ただ、指名を受けるタイミング、状況は、MLBとNPBでは大きく異なるようだ。

 NPBのドラフトといえば、それぞれの所属先でテレビの前に座り、指名の瞬間を今か今かと待ち受けるのが大半のケースだ。テレビなどで見慣れた光景だ。だが、米ドラフトは3日間にかけて行われ、それを待ち続けることは難しい。

 2019年の全米ドラフトは6月3日から5日(日本時間4日から6日)の3日間かけて行われ、その中には、まさに試合の真っ最中にドラフト指名を受けた選手もいた。それが、オリオールズが全体71位で指名したカイル・ストワーズ外野手だ。

 米スポーツ専門メディア「スポーツ・イラストレイテッド」は「スタンフォード大学のスター選手は、自身がネクストバッターズサークルで待機しているときに、ドラフト指名されたことを知る」とし、このストワーズの指名された状況に着目し、記事を掲載している。

 ストワーズが指名された瞬間、スタンフォード大はフレズノ州立大との試合の真っ最中。スタンフォード大の5回の攻撃中だった。フレズノ州立大が投手交代を行なっている際、ネクストバッターズサークル内で準備していたストワーズに、監督から指名の知らせが届けられた。

 ストワーズは自身のツイッターでこの時の喜びを「サンケン(スタンフォード大学の本拠地)での最後の試合を絶対に忘れないよ! あの場にいた全ての人にとても感謝しているよ」と綴った。

 またMLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」のインスタグラムも、このストワーズの指名を受けた状況をレポート。「とても素晴らしい。スタンフォード大のカイル・ストワーズが、ドラフト指名されたことに気づいた瞬間がこれだ」として動画で紹介。約6万5000回再生されている。(Full-Count編集部)