詐欺は言い過ぎ?“靴職人”花田優一に降りかかるバッシングの苛烈

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 四面楚歌の靴職人に新たな疑惑が浮上しているようだ。「日刊ゲンダイDIGITAL」が1月23日配信のニュースで、タレントの花田優一に経歴詐称の疑いがあると報じている。

「師弟関係を否定され…“偽靴職人”花田優一が背負う十字架」との過激なタイトルが冠された記事には、花田が師匠と仰ぐイタリア修業時代のアンジェロ氏による「(花田優一は)私の弟子ではなく、あくまで先生と生徒の関係」との証言が引用されており、靴の専門学校に通っていただけで靴職人を名乗る花田へ「詐欺同然である」とのキツイ言葉も掲載。靴職人としての花田をめぐっては、注文したはずのオーダーメイドの靴が1年以上も納品されないケースや、そもそも花田が靴を作っているところを見たことがないといった証言があるなど、大きな物議を醸しているが、当の本人はテレビ番組出演時に“靴の完成までには時間がかかるんです”などと釈明していた。

「花田の“師匠”であるはずのアンジェロ氏の『弟子ではない』との言葉は女性自身の直撃取材によって発覚したものですが、これは単に彼がアンジェロ氏を尊敬し、師匠のように憧れの念を抱いていた存在というだけかもしれません。また、靴職人としてのレベルの低さや、納期を守らないといった責任の無さを糾弾するならまだしも、さすがに詐欺同然と非難するのは過剰なバッシングにも思えます。ネット上でも『職人を名乗っても違法ではないでしょ』『レベルが低かろうが、自称靴職人であろうが構わないと思うけど、いずれ自分に返ってくるだけ』『靴作りが趣味と言っていればよかった』という指摘がありますね。まぁ、靴に関しても絵に関しても、その多くが中途半端だという世間の声は変わりませんが…」(エンタメ誌ライター)

 彼の父親であり、元横綱の貴乃花があまりにも自分自身に厳しく、花田優一とは対照的すぎるほどストイックな職人気質であったことも、彼への厳しいブーイングを過熱させる一因となっているのだろう。

 2世タレントの宿命といえばそれまでだが、まずは細かな言い訳やその場しのぎの釈明を辞め、本当に極めたい一芸に専念するべきなのかもしれない。

(木村慎吾)