日本商工会議所によると、簿記検定試験はこれまでに2600万人以上が受験しており、簿記3級の場合毎回10万人以上が受けて40〜50%が合格しています。

人手不足が問題視される中、なり手がおらずに経理職の年収が上がっていることをある『Twitter』ユーザーが指摘。さまざまな反応が集まっています。

経理の仕事は将来無くなる仕事の代表格としてずっと語られて来ましたが、現実には経理人材の方が先に居なくなって人材市場は大変な事になっています。報酬も10年前と比べると100-200万/年くらい上げて募集してる。

「どんな組織でも重要」「意外と志望者少ない」といった声が寄せられていたほか、ソフトが使えてITスキルがあれば仕事に困らないという意見も見られました。

本当に今、経理人材は市場での需要が大きいです。
僕のチームも富士通から吐き出される経理人材欲しい。

で、とりあえず経理に所属して、今からでもプログラミングやITスキルを学べば、10年後も無双できると思う。

一方で、求められるタスクが多岐に渡っているというツイートも。

経理人材の逼迫

「帳簿がつけられる」だけじゃなくて

・会計報告の解説力
・銀行との調達折衝
・対監査性の爆上げ
・新事業のスキーム
・海外事業との統合
・中長期の戦略立案
・買収時デューデリ
・IFRS基準への対応
・粉飾要請への対応

こういうこと全部を求めてるんじゃないかな

『転職会議』によれば、一般事務の平均年収が323万円なのに対して、経理の場合は468万円となっています。「他の事務職と比較すると時給が100円違う」「数字の価値が年々強くなっている」といった声も上がっており、経営に明るくなるためにも経理を目指すことは有力な選択肢といえるのではないでしょうか。

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