マクロミルは10月2日、ミレニアル世代の購買・消費・お金事情の調査結果を発表した。調査は今年8月にインターネットで実施。全国15〜53歳の男女1000人から回答を得た。今回は25〜38歳のミレニアル世代と、下の世代である15〜24歳、上の世代である39〜53歳と比較した。

ミレニアル世代のお金の使い道の1位は「外食・食費」86%、2位は「ファッション・美容・インテリア」74%、3位は「投資・貯金」60%となった。次いで、「書籍」37%、「映像関連」27%だった。世代間で比べると、ミレニアル世代は他世代より「投資・貯金」をしている人が15ポイント程度高いことがわかった。

資産運用への興味「ある」44% 他年代より6〜10ポイント高め、

「貯金、自己投資、投資・資産運用の実施率」について聞くと、「貯金」を行うミレニアル世代が過半数に達し55%という結果になった。以降、勉強や資格取得などの「自己投資」(15%)、「投資・資産運用」(11%)と続く。

ミレニアル世代の1か月の貯金額は、2万5996円で、自由に使える金額は、2万7148円。また、プライベートで使う金額は2万2746円、財布に入っている金額が1万276円、電子マネーにチャージしている金額が3218円となった。

上の世代である39〜53歳と比べると、ほとんどの項目で上の世代の金額が高くなっているが、貯金額のみミレニアル世代が少し上回っている。背景について同社は、ミレニアル世代が育った所得格差の拡大や経済危機などの厳しい社会情勢が影響しているのでは、としている。

ミレニアル世代に「投資・資産運用への興味」を聞くと、「とても興味がある」「まあ興味がある」の合計が44%。他年代と比較すると6〜10ポイント高い。実際に、投資や資産運用行っている人の割合は39〜53歳の世代を下回るが、興味を持っている人は多いようだ。

買い物時、SNSの情報にどのくらい影響を受けているかを聞くと、ミレニアル世代は「かなり影響を受ける」「まあまあ影響を受ける」の合計が51%となった。過半数が買い物時にSNSの情報に影響を受けていることがわかった。

このうち56%は「インスタグラム」に最も強く影響を受けていると答えた。「ツイッター」は19%、LINEは15%だった。