19日放送の2作品でそれぞれの役に成りきっていた小栗旬

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映画『君の膵臓をたべたい』(2017年7月28日劇場公開)がおよそ1年を経て8月19日、テレビ朝日系で地上波初登場した。主演の1人、浜辺美波がオンエア前にSNSで「びっくりするようなタイトルの意味を探しながら、ご覧下さい」「私も改めて視聴しますね」とつぶやき、「浜辺さんとも同じ時間にキミスイを見れると思うと更に嬉しいです」とファンを喜ばせた。

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本作で病を患う女子高生・山内桜良役を浜辺美波、クラスメートのめだたない男子・志賀春樹役を北村匠海(DISH//)が務めており、じわじわと変わっていく2人の繊細な心情を見事に演じた。また、桜良のクラスメートで親友・滝本恭子(大友花恋)や春樹が唯一心を通させるクラスメートの男子“ガム君”こと一晴(矢本悠馬)の好演も感動に輪をかける。

そんななか、大人になってからの春樹役を務めた小栗旬に注目したい。高校時代の地味なキャラクターそのままに成長した春樹が、桜良と過ごした日々を回想しながら見せる寂しいようで懐かしいような表情をしみじみと演じ、一方で恭子との再会を決断するところなどはドキドキさせる。

実はこの日、夜8時から放送されたNHK大河ドラマ『西郷どん』第31回「龍馬との約束」に小栗旬が坂本龍馬役で出演している。龍馬が主人公・西郷吉之助(鈴木亮平)を頼って薩摩に入り、国父・島津久光(青木崇高)と対面、さらに犬猿の仲である薩摩藩と長州藩を協力させようと、1人で長州に向かい桂小五郎(玉山鉄二)と談判するという緊迫するシーンが続いた。

大らかなところもあれば、主張する時には西郷もかしこまるほどの凄みを感じさせる。そんな坂本龍馬を熱演した小栗旬が、折しも地上波初登場した『君の膵臓をたべたい』では全く違うキャラクターに成り切っていた。演技力の幅によるギャップに魅了された視聴者も多かったのではないだろうか。

画像2枚目は『浜辺美波 2018年8月19日付Twitter「今夜9時から去年公開された『君の膵臓をたべたい』の地上波初放送です」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)