16日、TBS「バース・デイ」では「プロ野球復帰をかけた戦い」と題し、栃木ゴールデンブレーブス・村田修一の現在を特集。巨人を戦力外になった男がプロ野球復帰を目指し奮闘する日々を伝えた。

昨年10月、チームの若返りを理由に巨人から戦力外を通告された村田。この時のことを「これから先の選手を育てた方が長い目で見ればいいわけだし、それも理解できる」と前置きしつつも、「体もまだ元気だし野球も好きだしそのまま辞めるっていうのは考えてなかった。どこかでやりたいなと思ってたから」と語る。

だが「行き先も決まらずに、なかなかうまく歯車が噛み合わない。先が見えない状態でやってたから、その不安はありました」という村田。現在は、栃木で一人暮らしをしながらプレーをしており、「1人なんで考える時間もいっぱいありますし、あの時があったから今こうやってやってると思える1年にしたい。考えるしかないよね。何をしたいのか何をするのか」などと現状に対する複雑な胸の内を明かした。

そんな村田が目標とするのは、プロ野球セ・パ12球団支配下選手登録期限である7月31日。独立リーグで結果を残し、プロ野球セ・パ球団から声がかかるのを待っている状態だ。

しかし、急ピッチでコンディションを仕上げたことから、4月には右太ももを痛めるアクシデントがあり、5月も同じ箇所を痛めた。番組カメラの前で「なんでこんなになるんかね。頭から塩をかぶったほうがいい」などと弱音を吐いた村田だったが、それでも古巣・巨人3軍との2連戦に臨むと、その2戦目の9回表に代打逆転ホームランを放つ意地を見せた。

6月には守備もできるようになり、4番サードの定位置で試合に出場した村田。8日の新潟アルビレックスBC戦では場外ホームランを放つなど調子を上げ、プロ野球復帰へアピールを続けている。