マキタスポーツ、オフィス北野のマネージャーの “異常な年収” を暴露
4月1日、たけし軍団の水道橋博士やダンカンがビートたけしの独立について一斉にブログで声明文を発表した。
「オフィス北野の森昌行社長を告発したものでした。問題となったのは、事務所社員への高額すぎる給与。《従業員に対する給与は社会一般の常識から大きくかけ離れた高額な水準》だと書かれています」(スポーツ紙記者)
“放漫経営”と指摘された森社長は猛反発。すぐさま「金額は決して法外に高いとは思わない」とするコメントを発表した。
双方の主張が対立する中、声明文発表翌日の4月2日にオフィス北野に所属するマキタスポーツが、元TBS局員の角田陽一郎氏の著書『13の未来地図と第2芸能界の話』出版記念トークイベントで、こんな爆弾発言をしたのだ。
「俺、(自分の年収)5000万円化計画を目指してるって言ってるんだけど、事務所のマネージャーで5000万レベルがいたって。そりゃびっくりしましたね。これ絶対言うなよ(笑)」
思いもよらない金額を聞いて、会場からはどよめきが。水道橋博士のブログには具体的な数字がなかったので、角田は「書いちゃったほうがいいんじゃないの(笑)」と挑発。
「(マネージャーの給与は普通の会社より)多いです。僕も数字見てますから、わかります」
マキタは5000万円という数字が本当だと断言。さらに「(オフィス北野は)かなりいびつな会社?」と聞かれると、「はい。だったと思います」と即答した。
平均年収の10倍以上
「(角田さんは)もともと局員だった人だから言うのはアレだけど、(テレビ局は)超一流企業じゃないですか。その中でもこれだけもらえる人いないですよ。それはわかります」
というマキタの言葉に、高給取りだと言われるテレビ局出身の角田も、さすがに驚きの表情を浮かべていた。
「マスコミ業界は高給の人もいますが、テレビキー局の部長クラスで年収は2000万円ほど。芸能事務所のマネージャーだと、売れっ子のチーフクラスでも多くて600万円ぐらい。マネージャーが5000万円ももらうなんて“異常”としか言いようがありません」(芸能プロ関係者)
5000万円も稼げる仕事といえば、経営者を除けば現在の日本ではプロ野球の1軍選手くらいのものである。この数字は日本人の平均年収とされる400万〜410万円の、実に10倍以上なのだ。
「企業別平均年収ランキング1位の『m&aキャピタルパートナーズ』でも、平均年収は1741万円でした。5000万円を稼ぐには、弁護士など国家資格が必要な仕事に就く必要があります」(マネー誌ライター)
3月15日までオフィス北野に所属していた、元ラグビー選手の松尾雄治に給与問題について聞いてみたが、
「僕はしゃべりませんよ」
と、口を閉ざしてしまった。改めて、オフィス北野に問い合わせてみると、
「マキタスポーツは、何を根拠に話しているのかわかりません……」
と、社内でも過熱する報道に混乱している様子。5000万円もらっている有能な社員に、円満な解決策を考えてほしい!