今では絶対放送できない……今田耕司の冠番組で行われた過激な企画とは?
先月6日、日本武道館で『武道館アイドル博2017〜1000人のアイドルと遊ぼう!〜』が開催されました。全国から集結した、200組1000人以上のアイドルたちが各ブースで握手会やチェキ会などを行うという、アイドルの見本市とでもいうべき前代未聞のこのイベント。
中でもひときわ人気を集めていたのが、6人組のアイドルグループ『CY8ER』(サイバー)です。
世間的には無名と思われる彼女たちが、評判を呼んだ理由……。それは催し物のユニークさにありました。
その名も「100円ハグ」。なんと、たったワンコインで、メンバー全員が順番に後ろから抱きしめてくれるというのです。さらに、2000円払えば「指名したメンバーからキス」というオプション付き。ファンの方はさぞかし、"触れ合い"を楽しんだのだろう……と思いきや、そうでもないようです。
企画実施時、『CY8ER』のメンバーは、化学防護服と防じんマスクという完全防備状態で登場。加えて防護服の下にはクッションまで仕込んでおり、おそらくハグしたとしても、人肌のぬくもりなど皆無だったことでしょう。
これに怒った一部ネットユーザーからは「ファンは汚物か?」「有害生物扱い?」などと批判が噴出しました。
たしかに、度重なるアイドル襲撃事件の影響もあり、アイドルとファンの接触にはことさら神経質にならざるを得ない昨今においても、少々やり過ぎな気がしないでもありません。
しかし、今から20余年前のバラエティ番組『今田耕司のシブヤ系うらりんご』(フジテレビ系)における一件を知れば、少しは納得していただくことができるでしょう。
東京都渋谷区宇田川町の渋谷公園通り。ここにかつてあった吉本興業運営の劇場で、『今田耕司のシブヤ系うらりんご』は月曜から金曜までの帯番組として、1995年にスタート。毎日午後5時から生放送を行っていました。各曜日のレギュラー陣は以下の通り。
■月曜日:極楽とんぼ、鈴木蘭々
■火曜日:山本太郎、遠峯ありさ(現:華原朋美)
■水曜日:東野幸治、矢部美穂
■木曜日:フォークダンスDE成子坂
■金曜日:ナインティナイン
なんとも、時代を感じさせるメンツではないでしょうか。番組の演出を務めたのは、『めちゃイケ!』でお馴染みの片岡飛鳥。
そしてすべての曜日に、これが初冠番組でやる気満々の今田耕司がMCだったのだから、面白くならないはずがないというものでしょう。
そんな同番組で特に盛り上がったのは金曜日。
この日は、「うらりんギャル」と呼ばれるアイドルたちが、抽選で選ばれた会場の一般男性に抱きつかれるというコーナーがありました。「抱きつかれる」といっても、ハグ程度の生ぬるいものではありません。ガッツリ30秒間の抱擁です。
アイドルたちにとっては、これがなかなか酷な企画でした。興奮した素人男性からスカートを捲りあげられたり、胸を揉まれたりするという、ほとんど公開痴漢プレイに近いような状態でした。
特に壮絶だったのが、グラビアアイドルの桜井亜弓と川崎愛の回。桜井は客席付近で押し倒されて、スカートを背中までめくられた挙句、おこぼれにあずかろうとした他の男性客からもボディタッチされ、川崎は恐怖のあまり号泣してしまいました。
今だったら放送倫理上、大問題になること間違いなし。
しかし、この内容が『みんなのニュース』と同じ、夕方5時台に放送されていたというのだから、驚くほかありません。
この抱きつかれ企画の件でもわかるように、時には予測を超える事態になることも。
そう考えると、セキュリティが厳重過ぎるのも、致し方ないといえるでしょう。
(こじへい)
中でもひときわ人気を集めていたのが、6人組のアイドルグループ『CY8ER』(サイバー)です。
大盛況だった「100円ハグ」「2000円キス」
世間的には無名と思われる彼女たちが、評判を呼んだ理由……。それは催し物のユニークさにありました。
その名も「100円ハグ」。なんと、たったワンコインで、メンバー全員が順番に後ろから抱きしめてくれるというのです。さらに、2000円払えば「指名したメンバーからキス」というオプション付き。ファンの方はさぞかし、"触れ合い"を楽しんだのだろう……と思いきや、そうでもないようです。
「ファンは汚物か?」との批判も
企画実施時、『CY8ER』のメンバーは、化学防護服と防じんマスクという完全防備状態で登場。加えて防護服の下にはクッションまで仕込んでおり、おそらくハグしたとしても、人肌のぬくもりなど皆無だったことでしょう。
これに怒った一部ネットユーザーからは「ファンは汚物か?」「有害生物扱い?」などと批判が噴出しました。
たしかに、度重なるアイドル襲撃事件の影響もあり、アイドルとファンの接触にはことさら神経質にならざるを得ない昨今においても、少々やり過ぎな気がしないでもありません。
しかし、今から20余年前のバラエティ番組『今田耕司のシブヤ系うらりんご』(フジテレビ系)における一件を知れば、少しは納得していただくことができるでしょう。
ナイナイ・極楽が出演していた『シブヤ系うらりんご』
東京都渋谷区宇田川町の渋谷公園通り。ここにかつてあった吉本興業運営の劇場で、『今田耕司のシブヤ系うらりんご』は月曜から金曜までの帯番組として、1995年にスタート。毎日午後5時から生放送を行っていました。各曜日のレギュラー陣は以下の通り。
■月曜日:極楽とんぼ、鈴木蘭々
■火曜日:山本太郎、遠峯ありさ(現:華原朋美)
■水曜日:東野幸治、矢部美穂
■木曜日:フォークダンスDE成子坂
■金曜日:ナインティナイン
なんとも、時代を感じさせるメンツではないでしょうか。番組の演出を務めたのは、『めちゃイケ!』でお馴染みの片岡飛鳥。
そしてすべての曜日に、これが初冠番組でやる気満々の今田耕司がMCだったのだから、面白くならないはずがないというものでしょう。
胸を触られる、スカートを捲られるのは当たり前!
そんな同番組で特に盛り上がったのは金曜日。
この日は、「うらりんギャル」と呼ばれるアイドルたちが、抽選で選ばれた会場の一般男性に抱きつかれるというコーナーがありました。「抱きつかれる」といっても、ハグ程度の生ぬるいものではありません。ガッツリ30秒間の抱擁です。
アイドルたちにとっては、これがなかなか酷な企画でした。興奮した素人男性からスカートを捲りあげられたり、胸を揉まれたりするという、ほとんど公開痴漢プレイに近いような状態でした。
特に壮絶だったのが、グラビアアイドルの桜井亜弓と川崎愛の回。桜井は客席付近で押し倒されて、スカートを背中までめくられた挙句、おこぼれにあずかろうとした他の男性客からもボディタッチされ、川崎は恐怖のあまり号泣してしまいました。
今だったら放送倫理上、大問題になること間違いなし。
しかし、この内容が『みんなのニュース』と同じ、夕方5時台に放送されていたというのだから、驚くほかありません。
この抱きつかれ企画の件でもわかるように、時には予測を超える事態になることも。
そう考えると、セキュリティが厳重過ぎるのも、致し方ないといえるでしょう。
(こじへい)