画像提供:株式会社 タカラ

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 去る7月15日、仙台市の私立高校「常盤木学園」の制服(夏服)をきた「リカちゃん」ストラップが、3000本限定で発売された。東日本では初の試みだが、セーラー服のリカちゃんはなかなかそそる。常盤木学園のセーラー服は、4本線のラインが特徴で緑のスカーフがこれまた可愛らしい。なんたって、全国の制服コンテストで1位になったこともあるという、いわば制服界の女王ですからネー。

 こちらの商品は玩具メーカーのタカラと常盤木学園が協力してようやく発売されることになったが、そのきっかけは何だったのだろう?

 「高校受験の際に訪れる中学生のために、何かお土産用のグッズはないだろうか? ということで企画が進んでいきました」(常盤木学園 渉外部長 古川さん)

 しかし、このリカちゃんストラップ。まざまざと眺めてみると髪も黒いし、化粧もしてないし、ちょっと地味かも。見慣れてるリカちゃん人形とも、少し違うような・・・。
「ハイ、その通りです。一般のリカちゃん人形は4代目なんですが、常盤木学園のリカちゃんストラップは、実は初代のリカちゃんです」(株式会社タカラ 広報室 浅沼さん)

 なるほど。しかし、なぜ、あえて初代のリカちゃんを使っているのだろう?

 「昭和3年から変わらない我が校の制服のデザインには、初代のリカちゃんがふさわしいと決まりました。さらに昔リカちゃんで遊んでいた世代の方にも、懐かしんでいただこうというのが狙いです。おかげ様で発売が待ち遠しいと卒業生、保護者の方からの声も聞かれているんですよ。嬉しい限りですね」(同 古川さん)

 髪の色やスカートの長さ、靴下の色、化粧っ気があまりない理由は、常盤木学園の校則をしっかり守っているからとのこと(笑)。このリカちゃんは模範的な女子高生なんですね。

 このリカちゃんを手に入れる方法は、インターネット予約か仙台の老舗百貨店「藤崎」での店頭販売のみ。「インターネットでは、1000本の予約を受け付けましたが、20分で予約がいっぱいになりました。お一人様10本までの限定販売ですが、中には5本、6本まとめてお買いになられる方もいらっしゃり、非常に人気です。」(藤崎百貨店 担当者)

  地域限定、女子高生リカちゃん。次は一体どの高校の制服を来たリカちゃんが誕生するのか、楽しみだ。(文/verb)

常盤木学園制服 リカちゃんストラップ 1本1050円