Dropboxを使っているユーザーは要注意!Publicフォルダが完全終了、その対処法は?

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Dropboxの「Publicフォルダ」は、古くからDropboxを使っていたユーザーにとっては、おなじみの機能だ。

しかし、このPublicフォルダがもうすぐ使えなくなる。

もしも、現在活用しているユーザーがいたら、注意してほしい。今回は、代替となる機能もあわせて説明しよう。

●DropboxのPublicフォルダを使っているユーザーは要注意
古くからDropboxを利用してきたユーザーの中には、ファイルの共有でPublicフォルダを使っている人がいるだろう。

Publicフォルダにファイルをコピーし、右クリックメニューで[公開リンクをコピー]を選択すると、ファイルアクセス用のURLが生成されて、クリップボードにコピーされる。

そのURLをメールなどで相手に知らせたら、Dropboxを使っていない相手にもファイルを渡せる。メール添付では送れない巨大なファイルも簡単に送れるので、重宝していた人は多いだろう。

しかし、そのPublicフォルダが、もうすぐ使えなくなる。

無料版のDropbox Basicは2017年3月15日まで、
有料版のDropbox ProとDropbox Businessは2017年9月1日までだ。

これ以降は、Publicフォルダは通常のフォルダに自動的に移行される。

ヘルプを読んでも理由ははっきりと書かれていないが、Publicフォルダがデフォルトで公開されることから、セキュリティ上の対応ではないかと推測される。



DropboxのPublicフォルダ。簡単にファイルを共有できる便利な機能だが、無料版Dropboxでは2017年3月15日に使えなくなる。


なお、Dropboxユーザーの中には、Publicフォルダと言われてもビンとこないユーザーもいるはずだ。

それもそのはずで、じつは、2012年10月4日以降にDropboxのアカウントを作ったユーザーには、Publicフォルダは提供されていないのだ。
したがって、これらのユーザーにはPublicフォルダが使えなくなる影響はない。

●代わりに使うのは「リンクの共有」
もちろん、Publicフォルダが使えなくなっても、ファイルを共有することは可能だ。

共有したいフォルダ・ファイルを右クリックし、メニューから[Dropboxリンクをコピー]を選択すればよい。
アクセス用のURLが生成されて、クリップボードにコピーされる。
このURLを知らせれば、Dropboxを使っていないユーザーにもファイルを渡せるのだ。

なお、URLにアクセスすると、ファイルの場合は内容がプレビューされる。もちろんダウンロードも可能だ。ZIPファイルのようにプレビューできないファイルの場合は、ダウンロード用のボタンが表示される。フォルダの場合は、フォルダ内のファイルが一覧表示される。

このように、ファイル・フォルダともに問題なく共有できるので、Publicフォルダが廃止されても特に困ることはないだろう。
ただ、3月15日と期限が迫っているので、いまPublicフォルダを使っている方は、注意してほしい。


ファイル・フォルダを右クリックして[Dropboxリンクをコピー]を選択する。これで、ファイル・フォルダにアクセスするURLが生成されてクリップボードにコピーされる。相手がDropboxユーザーでなくてもファイル・フォルダを共有できる。



画像ファイルでURLを生成してブラウザでアクセスした。画像がプレビューされる。ファイルのダウンロードも可能。



ZIPファイルのようにプレビューできないファイルの場合は、ダウンロード用のボタンが表示される。



フォルダの場合は、フォルダ内のファイルが一覧表示される。右上の[ダウンロード]ボタンをクリックすると、フォルダ内の複数ファイルがZIP化されてダウンロードされる。


DropboxのPublicフォルダに関するアナウンス


井上健語(フリーランスライター)