俳優の中尾明慶(28)が1月14日、『おかべろ』(関西テレビ)に自身のスタイリストと共に出演。2013年に結婚した女優の仲里依紗(27)との夫婦生活や、芸能界入りを目指したきっかけ、役者引退を思いとどまらせた先輩俳優からの熱い言葉など、私生活から役者人生に至るまでの様々なエピソードについて赤裸々に語った。

番組MCのナインティナイン・岡村隆史(46)から、妻・仲里依紗の自宅での様子を尋ねられると、「ほんと強いっすよ!」と苦笑いで回答。喧嘩をしても、いつも謝るのは中尾だという。過去に些細な事が原因で大喧嘩になり、中尾が家出をしたことがあったが、3日ぶりに帰宅した際にはドアの内側からチェーンがかけられており、結局中尾はドアの隙間から「開けてー。里依紗、ごめん」と謝って家に入れてもらったことを告白した。

共に出演したスタイリストも中尾の私生活を暴露。筋トレが趣味でトレーニングの際はキャラが豹変してとてもストイックになるのだという。中尾自身も「理想の体はウィルスミス」と豪語し、スタジオ内で鍛えられた自身の上半身を披露。得意の懸垂をはじめ、出演者を驚かせた。

芸能界入りのきっかけに話が移ると、「(TBSの)オールスター感謝祭に出たかったから」と意外な理由を告白。当時小学校2年生だったが、両親にこのことを正直に相談したところ、今の所属事務所の子役養成所に通ってみたら?という話になったのだという。

その後子役として『3年B組金八先生』(TBS系)等の人気ドラマに出演するも、夢はあくまで感謝祭に出演することであり俳優志望ではなかったが、2003年に放送された『GOOD LUCK!!』(TBS系)で主演の木村拓哉(当時30)の弟役に抜擢。『金八先生』での中尾の演技を見た当時の木村のマネージャーから事務所に電話があり、直接出演のオファーを受けたことが俳優を志すきっかけになったのだという。

「芸能界を辞めたいと思ったことは?」という質問に対しては、「ありました」と即答。厳しい演出家などに怒られ続け撮影現場が怖くなってしまい、母親と共に事務所に引退を申し出たことがあったが、その時出演が決まっていた『セーラー服と機関銃』(TBS系)だけは出演するようにと強く言われてしまった。

しかし泣く泣く出演したこのドラマのクライマックスシーンを撮り終えた直後に、共演者の堤真一(当時42)から「お前がいてくれて良かったよ」という熱い言葉をかけてもらい、「大先輩にこんな言葉をかけてもらって辞めるわけにはいかない」と引退を思いとどまれたのだという。

また続けて、ラストシーンで主人公の長澤まさみ(当時19)に抱きしめられた際、自身の顔にずっと長澤の胸が当たっていたというエピソードを告白。「これは辞めちゃいけないと思った」と中尾が話すと、岡村がすかさず「当たり前やん!出て良かったやろ!?」と突っ込んでいた。