中国では知的財産権を侵害している商品が街中で普通に販売されているうえ、北京には海賊品を販売している店舗が数多く集まった場所があり、観光地にすらなっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では知的財産権を侵害している商品が街中で普通に販売されているうえ、北京には海賊品を販売している店舗が数多く集まった場所があり、観光地にすらなっている。

 一方、日本では海賊品やコピー商品が一般的に流通することは殆どない。中国と異なり、街中で堂々と海賊品やコピー商品を販売する店を見かけることは、まずないだろう。中国メディアの今日頭条は6日、「日本で海賊品やコピー商品が流通していない理由が分かった」と伝える記事を掲載した。

 記事はまず、日本は海賊品やコピー商品に対して厳しい取り締まりを行っていると伝えつつ、名古屋在住の中国人が米アップルの知的財産権を侵害したコピー商品を日本に持ち込もうとして逮捕された事例を紹介。

 さらに、同中国人はこれまでに3500円から4500円という価格でコピー商品を約200個販売していたと紹介しつつ、日本の法律に抵触したことで懲役、もしくは、高額の罰金を課される可能性が高いことを指摘。こうした厳しい処分こそ日本で海賊品やコピー商品が流通しない理由であると伝えた。

 記事は、厳しい取り締まりと処分こそが日本で海賊品やコピー商品が流通しない理由としているが、他者の権利を侵害したものを製造、販売しようとする日本人がそもそも少ないというのも大きな要因だろう。そのようなことをすれば社会的信用が失われてしまうためだ。逆に、中国で海賊品やコピー商品が流通するのは、金のためなら他者の権利を侵害することを何とも思わない人がそれだけ多いためではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)