鹿島のブラジル人コンビも“疑惑の判定”に不満「主審は恐れていた」

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 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016決勝が18日に行われ、鹿島アントラーズ(日本)は延長戦の末にレアル・マドリード(スペイン)に2−4で敗戦。試合後、鹿島に所属するブラジル人MFファブリシオと同DFブエノが疑惑の判定に関して不満を述べた。ブラジルメディア『グローボ』がコメントを伝えている。

 問題となったのは、2−2で迎えた90分、すでに1枚イエローカードをもらっていたDFセルヒオ・ラモスがFW金崎夢生をファウルで止めたシーン。ザンビアのジャニー・シカズウェ主審は胸からカードを取り出す仕草を見せたものの、結局S・モラスにはお咎めなしだった。

 この場面について、ベンチから戦況を見守っていたブエノは、「主審は胸ポケットからカードを取り出そうとしていたし、イエローカードが提示されると思っていた」とコメント。さらに、「鹿島の選手が『誰がファウルを犯したのか』と尋ねたら、主審は『4番の選手(S・ラモス)』と答えたのにも関わらず、カードを胸ポケットに戻してしまった」と不満を口にした。

 67分から途中出場したファブリシオも同様に、「会場の雰囲気が主審の考えを変えてしまった。レアル・マドリードは難しい状況に追い込まれていたし、主審は退場者を出すことを恐れていた」と語り、主審の判断に苦言を呈した。

 なお、ファブリシオは試合の感想を聞かれると、「喜びと悲しみの2つの感情が入り混ざった複雑な気持ちだよ。優勝できるチャンスだと分かっていたから、結果に関しては残念だ。ただし、レアル・マドリードとの決勝戦まで辿り着き、歴史を作れたことは嬉しく思っている」と正直な気持ちを告白。「レアル・マドリードと対戦できたことは、今後も続いていくサッカー人生の中でも本当に大きな幸せだった」と語り、最高の舞台を経験できた喜びも口にした。

(記事/Footmedia)