愛子さま、宮内庁病院の検査でも病状に名前がつかなかった理由を専門家が解説
皇太子ご夫妻は7月、神武天皇陵と京都御所訪問にも愛子さまをお連れしている。ちょうどこの時期から、愛子さまはスラリとした雰囲気になられていた。静養中でもお出まし先では、居合わせた人々と親しくお話しするなど、その“神対応”ぶりが話題になったが─。
「9月下旬から愛子さまは、夏休みの課題や運動会の練習などの“お疲れ”で、胃腸の不調やふらつきの症状が出て、学校を6週間連続でお休みになりました」(皇室ジャーナリスト)
その後は午後登校が続き、12月1日の15歳お誕生日の直前に1時間目からの通学が始まるも、直後には欠席され、不安定な状態が続いていた。
宮内庁から発表された愛子さまの写真は、かなりやせたもので、『週刊女性』でも「拒食症」(摂食障害)の可能性を指摘していた。
「愛子さまは1か月半のお休み中に、中間テストを受けませんでしたが、12月5日からの期末テストはすべて出席されたそうです。
これから、冬休みまで授業がなくなるので、補習や追試で“遅れ”を取り戻されるのではないでしょうか」(学習院関係者)
今回、雅子さまのお誕生日に際して公開された12月4日付の写真でも、愛子さまの頬や手はホッソリとされていたが─。
「宮内庁病院の検査で愛子さまに病名がつかなかったのは、おそらく『機能性胃腸症』程度の症状だからだと思います。
食事がとれず、やせますが病名ではないので、胃腸の不調と表現されているのではないでしょうか」
そう説明するのは、「三田こころの健康クリニック」院長で対人関係療法が専門の生野信弘医師。
「『摂食障害』(拒食症)の診断は、最後の最後にされるものです。特に思春期の女子がやせた場合、まず身体疾患を考えるのが基本です。『過敏性腸症候群』で下痢をして食欲を失うこともあります。
また、この年代で発症しやすい炎症性腸疾患である『クローン病』や『潰瘍性大腸炎』も考えられます。
原因不明の腸の疾患で、貧血も起こしやすく食べると下痢をするので、食べなくなる症状です」(生野院長)
いずれも心配な症状ではあるが、「拒食症」ほど深刻ではないというご判断があったのかもしれない。