クリスマスパーティや忘年会など、飲み会が多い季節になりました。飲み会は楽しくても、つい飲み過ぎちゃって二日酔いはツラいですよね。さらに避けたいのは、飲み過ぎの翌日の“むくみ”。誰にでも飲み過ぎて顔がパンパンなんていう経験があるのではないでしょうか。
ここでは、飲み過ぎでむくみが起きるメカニズムと、むくみを回避する飲み方をご紹介します。

アルコールを飲むとどうしてむくんじゃう?

むくみの原因は体内の余計な水分が排出されないことで起こります。体に必要な栄養素や酸素を運ぶのは血液の役割ですが、血液が血管から血しょうとして染み出すことで、必要な栄養素などが体の組織や細胞に運ばれるのです。そして、その代わりに細胞から不要な老廃物や二酸化炭素を受け取って、再度血管に入ります。
むくみの原因は血しょうが体内を巡らず、溜まってしまうことで起こります。アルコールを飲むとトイレが近くなります。これは、アルコールを分解するために水分が必要なため。その水分がどんどん排出されると、逆に体は脱水状態になってしまうのです。そこで、さらに水分を摂り過ぎてしまうことがむくみの原因です。
アルコールを飲むと血管が拡張されるため、血漿が血管から出やすくなるのも、むくみを促進させる原因となります。

翌日も絶対にむくまないアルコールの飲み方は?

飲み会の前には水分を補給する

アルコールを代謝するためには水分が必要です。体が脱水症状にならないように、飲み会が始まる前にコップ1杯の水を飲んでおきましょう。飲み会が始まってからも、アルコールだけを飲むのではなく、十分な水分を補給しながら飲むのがおススメです。

塩からいおつまみは避ける

飲み会のおつまみは塩からいものが多いですが、塩分の摂り過ぎも体に水分を溜め込んでしまう原因になります。枝豆や豆腐、サラダなどがむくみを起こさせないおススメのおつまみです。

飲み会後は入浴してぐっすり眠る

飲み会の夜は帰りが遅くなって、睡眠時間も削られがちです。でも、しっかり眠ることで体の機能が回復するのですから、できるだけ時間を取ってぐっすりと眠りましょう。就寝前に、ぬるめのお風呂に入るのも、体を温めて巡りを良くする効果があります。


writer:岩田かほり