「盗撮ハンター」に注意! 身に覚えのない疑惑やえん罪でつけ込まれない対処方法

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先日、「盗撮ハンター」と呼ばれるグループが摘発された。
その名の通り、盗撮をしている人間に対して制裁を与えるというグループとのことだが、実際には恐喝まがいの犯罪だったという。

●「示談にするか警察に行くか」
「盗撮ハンター」の手口はこうだ。
・駅やショッピングビルの階段やエスカレーター付近にて張り込みをする
・盗撮をしている、または盗撮していると疑わしい人間をマーク
・その人に声をかけ、「盗撮していたでしょう、少し表で話しましょう」と連れて行く
・誰かと電話ではなし、「相手は示談してもいいと言っている。示談金を支払うか、警察に行くか選べ」と脅迫する

というものだ。

電話先は、女性だそうだが、グループのメンバーでいわゆるグルだ。
したがって、電話先の人に身の潔白を証明してもらえる可能性は限りなく低い。
実際には盗撮をしていない人も、怖くなって示談金100万円以上を支払ってしまったケースもあるそうだ。

自警団を気取る恐喝集団にターゲットとされないためには、何に注意すればよいのだろうか。

●階段やエスカレーターでスマホを使わない
「盗撮ハンター」に見に覚えのない恐喝を受けないようにするには、まずターゲットにされないようにするのが大切だ。

具体的には、
・階段やエスカレーターではスマホやケータイを出さない、使わない

シンプルだが、これに尽きる。
特に女性の後ろの位置で、スマホを使おうものなら、やっかいな「盗撮ハンター」が声をかけられる可能性がある。

●盗撮ハンターに捕まったら?
それでも、万が一、「盗撮ハンター」に狙われてしまったらどうすればよいのだろうか。

そもそも、「盗撮ハンター」の目的が、盗撮の摘発でなく、示談金と称してお金を巻き上げる恐喝行為の場合は、
「やっていません」と正当な主張をしても、引き下がる可能性は低い。
特に、「示談にするか、警察にするか」と言われた場合は、冷静に110番に電話して警察に通報するのが間違いないようだ。


布施 繁樹