ユーロが混乱した場合、ドルを買い支えようにも、巨額の含み損を抱えた日本の「外為特会」の方が世界通貨危機のトリガーになる危険性がある。これを防ぐには、一般会計を増税して、それを「外為特会」の補填に使うしかあるまい。だが、そんなことをしたら、民間の企業や個人は、二重の意味で荒波に曝されることになる。なんで増税を急ぐのか。ギリシアのユーロ離脱が時間の問題となり、為替の激震が襲ってくるのがわかってくるから