3月14日のバーレーン戦は、引き分け以上で五輪出場が決まるゲームだった。負けても僅差なら、首位を確保できそうである。条件はきわめて有利だった。僕自身は楽観的ではなかった。4−2−3−1の1トップで、大津が機能するのか。彼にポストワークができるのか?扇原は左ひざにサポーターを巻いているが、フィジカルコンディションはどうなのか。不安を出発点に、思考が回転している。ところが、バーレーンは違うのだ。彼らの