【記者フリートーク】“菜七子フィーバー”に沸いたデビュー当初。一挙手一投足に注目が集まり、重圧に負けてムチを握りしめたまま厩舎の外に出られない日もあった。そんな日は師匠の根本師が集まる報道陣を解散させた。こんな少女が勝負の世界でやっていけるのかと思う時もあった。それでも、経験を積むたびにたくましくなり、表情が明るくなった。気づけばレース後に中堅騎手と激しい言い合いもできるように。「たまに自分でも