来季から西武ライオンズ1軍の指揮を執ることが濃厚になった西口文也2軍監督にまつわる、伝説的なエピソードがある。西口はプロ入りまで、あまり派手な実績を残していない。和歌山県立和歌山商業時代は、1990年夏の甲子園大会で県予選準々決勝に進んだのが最高記録で、立正大学入学後も東都大学野球リーグ二部と一部を何度も行き来している程度の選手だった。そんな西口がブレイクしたのは、プロ入り2年目の1996年。当時の