箱根登山鉄道の線路。標準軌(1435mm)の登山鉄道と狭軌(1067mm)の小田急の車両が走れるようレールが3本ある(写真:walk/PIXTA)日本に鉄道が走り出してから150年以上が経った。JR在来線をはじめ、日本の多くの鉄道の「軌間」、つまり線路の幅は、国際標準の1435mmより狭い1067mmの「狭軌」だ。鉄道建設当時、イギリスから派遣された技術者は、山が多く平地も限られている日本で建設に有利であるとして狭軌を導入した。一方、6