市民を襲撃した4つの事件で殺人などの罪に問われ、1審で死刑判決を受けていた北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップ、野村悟被告人の控訴審で、福岡高裁(市川太志裁判長)は3月12日、死刑判決を取り消して、無期懲役の判決を言い渡した。1審・福岡地裁は2021年8月、1998年に起きた元漁協組合長射殺事件など4つの事件について、工藤会総裁の野村悟被告人を首謀者だと認めて、死刑判決を下していた。しかし、福岡高裁は漁