連日のように報じられる子どもの虐待死事件。その陰には、ふだん光の当たらない人々がいる。虐待環境で命は失わなかったものの、何とか生き延びて大人になった「虐待サバイバー」たちだ。2019年刊行の『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社)で自身の虐待被害とその後の人生を綴って以来、虐待サバイバーを取り巻く問題を発信し続けている羽馬千恵さんも、その1人だという。羽馬さんは自身の過去を振り返り、「虐待を生き延び