かつてCDショップには、「どのCDを買おうか」とラックを吟味するお客がたくさんいた。自分の好みの曲やアーティストを「選択する」という行為は、ユーザーの自由の象徴であり、選択そのものに高揚感を感じたものである。しかし今ではそうした光景はほとんど見られない。なぜ音楽ファンの行動は変わったのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第2回は「音楽サブスクが変えたユーザーの習性」―