学校の成績は優秀ながら、自身の発達障害になかなか気づけず、働き始めてから挫折する「おとなの発達障害(グレーゾーン)」が問題となっている。社会福祉士・精神保健福祉士としても活動する安井飛鳥弁護士は、発達障害を持つ人からの相談にのる機会が多い。ただ、障害を自覚している相談者は少なく、話を聞いてみて初めて、障害の特性が法律問題や生活の困難に影響していることがわかるケースが多いという。就労、生活の両面で支