「医師は不死身ですか?」。いつ急変するかわからない患者への対応などで、過重労働におちいる勤務医の働く環境を改善する議論が3月末、厚労省の検討会で取りまとめられた。多くの注目を集めたのは「年1860時間」の残業を、条件付きで容認するというものだ。(編集部・下山祐治)年単位で言われてもパッとイメージがわかない読者がほとんどだろう。わかりやすく月換算すると「月155時間」となり、いわゆる過労死ラインの2倍近くの