ゲイであることを暴露(アウティング)された一橋大の法科大学院生(当時25歳)が、大学敷地内で転落死した「一橋大アウティング事件」。遺族が一橋大学を相手取り、相談対応の不備など安全配慮義務違反などがあったとして、約8576万円の損害賠償請求をしていた裁判で、東京地裁(鈴木正紀裁判長)は2月27日、遺族の訴えを棄却した。判決後の会見で、遺族代理人の一人である南和行弁護士は「アウティングの重大性に一切、触れてい