東証1部上場で橋などを製造する「駒井ハルテック」(東京都台東区)の和歌山工場で2017年2月、倒れてきた大型部材の下敷きになり亡くなった男性社員の遺族が、会社や工場長らを相手取り1億915万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。提訴は2月20日付で、命日から2年の節目。母の山本美保さんは21日、東京・霞が関の厚生労働省で開いた会見で「裁判という場ですべての真実を明らかにするため、息子の命日に提訴することにした。