「3年前に書いた『家族という病』から派生して、『父という異性(ひと)』『母の恋文』『わたしが子どもをもたない理由(わけ)』を書きました。親子や家族について自分との問題を1冊ずつ書いてきて、その最後が夫婦です。それまでの肉親とは違って夫婦は、まったくの他人から家族になっていくわけで、いちばん大事なことかもしれませんね」この記事のすべての写真を見るこう語るのは『夫婦という他人』の著者、下重暁子さん(82)