少子高齢化が進み、今後労働人口が減っていくことが確実な日本において、「生産性向上」は喫緊の課題だ。よく言われているように、日本の労働者の生産性は、他の先進国と比べるとかなり低い。労働者1人の時間当たり労働生産性は41.3ドル(2014年)、これは主要先進7カ国中最低で、仮に2倍になったとしても世界3位にすぎない。「2倍になっても3位」という世界との開きはショッキングだが、いち企業に目を移せば「従業員の生産性が2