日本は「健康寿命が世界トップクラス」の国である。これはすなわち、20代〜40代で積んだビジネス経験を活かし、セカンドキャリアとして花開かせるための時間的猶予が長くなったことを意味する。であれば、「上の世代はもっと悠々自適な老後を過ごせていたのに…」と嘆くより、老後も働きつづけるという選択に向け、できるだけ早いうちから自分の強みを発揮するためのセカンドキャリアを着実に作っていくほうが建設的だ。■元ソニー