草間彌生は「世界で最も人気なアーティスト」と美術専門紙が発表
美術専門紙の「ザ・アート・ニュースペーパー(The art newspaper)」が、前衛芸術家の草間彌生を"2014年最も人気なアーティスト"と発表した。これは、同紙が毎年行っている全世界の美術館来場者数の調査から、草間の回顧展「Infinite Obsession」が去年、最も来場客を集めたという結果になったため。 草間彌生が「最も人気なアーティスト」の画像を拡大
調査によると「Infinite Obsession」は、2013年にアルゼンチンのブエノス・アイレスを皮切りに、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ、ブラジリアなどの南米の都市で来場客数を伸ばし、年間を通じて200万人以上、1日平均で9,000人が来場したとされる。回顧展では、新作絵画シリーズや立体、代表的なミラールームやビデオインスタレーションなど、1950年代から近年にわたる草間彌生の作品を展示。また同時期には新作を中心とした個展「KUSAMA YAYOI, A Dream I Dreamed」が、上海や韓国、台湾、インドなどのアジアの都市を巡回している。 ガーディアン紙は、発表された調査から、アメリカ国内の過去6年間で単独展覧会を行ったうちの73%は男性アーティストであり、アート界はいまだ男性社会であることを指摘。その中で「草間の世界的な人気はアート界にとって朗報だ」とコメントした。ザ・アート・ニュースペーパーは同氏を「現代アートのグローバリゼーションを象徴する女性だ」と表現している。
調査によると「Infinite Obsession」は、2013年にアルゼンチンのブエノス・アイレスを皮切りに、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ、サンパウロ、ブラジリアなどの南米の都市で来場客数を伸ばし、年間を通じて200万人以上、1日平均で9,000人が来場したとされる。回顧展では、新作絵画シリーズや立体、代表的なミラールームやビデオインスタレーションなど、1950年代から近年にわたる草間彌生の作品を展示。また同時期には新作を中心とした個展「KUSAMA YAYOI, A Dream I Dreamed」が、上海や韓国、台湾、インドなどのアジアの都市を巡回している。 ガーディアン紙は、発表された調査から、アメリカ国内の過去6年間で単独展覧会を行ったうちの73%は男性アーティストであり、アート界はいまだ男性社会であることを指摘。その中で「草間の世界的な人気はアート界にとって朗報だ」とコメントした。ザ・アート・ニュースペーパーは同氏を「現代アートのグローバリゼーションを象徴する女性だ」と表現している。