無印良品によるカフェ「Cafe & Meal MUJI」が台湾にオープンしたことについて、中国メディアの捜狐は「なぜ無印良品はカフェをオープンさせたのか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)  tktktk/123RF.COM)

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 台湾台北市の阪急百貨店に2014年12月20日、日本企業の「良品計画」が展開する生活雑貨店の「無印良品」によるカフェ「Cafe & Meal MUJI」がオープンしたことについて、中国メディアの捜狐は「なぜ無印良品はカフェをオープンさせたのか」と論じる記事を掲載した。

 記事は、台湾や中国で人気の高い無印良品がカフェをオープンさせたことについて、「多くの消費者はなぜカフェなのか」、「無印良品は家具や服飾などを販売するブランドではないのか」と驚いたに違いないと指摘。さらに、「Cafe & Meal MUJI」は食器や家具を販売するためのカフェではないとし、「無印良品というブランドコンセプトを伝えるためのカフェだ」と紹介した。

 続けて、香港、中国・成都市に続いて海外3店舗目となった台北市の「Cafe & Meal MUJI」はシンプルな内装と自然食材が評価され、オープンとともに長蛇の列ができるほどの人気店となったと伝えた。

 さらに記事は、無印良品のように本来の業種を超えて飲食業に進出するブランドは少なくないとし、フランスの化粧品のメーカーであるL’OCCITANE(ロクシタン)などもカフェを運営していると紹介。

 続けて、無印良品がカフェを台湾でオープンさせた理由について、台湾の無印良品の責任者である梁益嘉氏の話として「食器や家具を販売するためではなく、ブランドコンセプトを伝えるため」と紹介。また、梁益嘉氏が「食べるということはブランドに対する直接的な体験であり、食べるという行為がもっとも消費者にブランドを届けやすい」と述べたことを紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  tktktk/123RF.COM)